サーフボードの革命児 MF SOFTBOARD
せっかくの休日だというのに、波のコンディションが悪い…。そんな日が続いてもがっかりしないでください。元世界チャンピオンMICK FANNING(ミック・ファニング)が監修した新発想のソフトボードMF SOFT BOARDなら、小波やオンショア(海から吹く風による不揃いで力のない波)の海が劇的に楽しい遊び場となります。
初心者から上級者まで、北海道の海がもっと面白くなる、ニューエイジサーフボードです。限りなくサーフボードに近いソフトボード
一見すると、サーフボードと見間違えるほどのルックスですが、MF SOFT BOARDはその名の通りソフトボード(ソフトトップボード)というカテゴリに分類されます。
ソフトボードは、サーフィン初心者の体験・練習用、という役割を担っていますが、そのビート版の様なキッチュな見た目が”格好良いサーフィン像”を壊してしまうのでしょうか、「一刻も早く卒業したいビギナースタイル」というレッテルが貼られていました。
とは言え、初心者がビジュアルを重視してサーフボードで入門すると、サーフィンの「楽しさ」よりも「難しさ」ばかりが目立ってしまい、苦い思い出に…。そんなソフトボードのジレンマを解消し、イメージそのものを覆したのがしたMF SOFT BOARDです。
MF SOFT BOARDの考案者ミック・ファニングは、頑丈で浮力があり、比較的安全に遊べるソフトボードの利点と、通常のサーフボードを融合させました。
波の上でマニューバを描く為にサーフボードと同じコア材を使用し、自身が現役時代に培ったノウハウをボードシェイプ、特にボトムデザインに反映させています。
また、貫通式が当たり前だったソフトボードのフィンシステムを、FCS2、FUTURE BOXへ。付属のソフトフィンは、FCSⅡやパフォーマンスフィンに付け変えることができ、フィン次第で上級者のハードライディングにも対応します。
ミック・ファニング本人の動画を観れば、ソフトボードとは思えない驚くようなパフォーマンス性能は一目瞭然。初心者だけものではなく、サーファーの遊び道具として挑戦的で画期的な開発だと思います。
どんなに性能が良いと聞いても、ソフトボードというと上級者には当然抵抗があると思いますが、MF SOFT BOARDは今までのソフトボードとは全く異なる乗り物です。その日の波のコンディションによって使い分けるなら、サーフィンがもっと面白くなると思います。
レベルやコンディションは選ばない
海に囲まれた北海道ですが、サーフィンに適した波が立つか否かは場所や季節、天候といった条件次第。波のあるポイントを求めて何時間でもドライブしたり、天気図で風や波を予測する事もサーフィンの一部でした。
MF SOFT BOARDなら、波の良し悪しをあまり気にせずに海へ向かいたくなるアイテムです。練習中のビギナーはもちろんですが、サーフボードを乗りこなす上級者が、普段なら物足りない小波で大いに遊べます。
低予算・高コスパで始めるサーフライフ
MF SOFT BOARDのもう一つの特徴は、比較的低予算でサーフィンが始められること。
北海道でサーフィンを始めようとすると、約15万円の道具代(新品で揃えた場合)がかかります。その内訳のほとんどが、サーフボードとウェットスーツ。この他に、必要な小物や消耗品等を揃えるとなると、もう少し余裕を持った予算が必要になります。
MOJANEで取り扱う初心者向けサーフボードがおおよそ13万円なのに対し、MF SOFT BOARDは6万5千円から。
高価な道具であることに変わりはありませんが、金銭的なハードルは少し下げられるかと思います。結果的に同じ総額をかけるとしても、海水温が低い北海道ではサーフボード以上にウェットスーツに予算を当てることが安全と快適さの為にもお勧めです。
また、これまでのソフトボードは4万円台から揃えることは出来ましたが、基本動作を覚えたら役目を終える物でした。MF SOFT BOARDは上達してからも波に応じて使い続けることができるので、コストパフォーマンスは良好です。
初心者、リベンジ組の強い味方
MOJANEではMF SOFT BOARDを、サーフィンをこれから始める方、もう一度サーフィンに挑戦したい方にお勧めしています。
初心者のファーストステップは、テイクオフ。まずはボードの上に立つ事を目指します。テイクオフを習得したら、次はボードを横へ進ませる練習です。MF SOFT BOARDは横に進めるようになってからの1,2アクションまで十分に対応しますが、横に勧めるようになってから普通のサーフボードに切り替えて、波に合わせて併用すると良いでしょう。
壊れにくく、安全
一般的なサーフボードはとてもデリケートで、ガレージや車からの出し入れの際の「ゴツン」だけでも壊れてしまう可能性があります。修理に出すと、しばらく海に行くことも出来ません。
MF SOFT BOARDはスポンジのような触り心地のソフトボードなので、持ち運びや保管、家族や仲間との貸し借りにも神経質になる必要はありません。また、万が一ボードが身体にぶつかってしまっても、怪我のリスクが少ないという点でも安心です。
ユーザーズレビュー
波のパワーがない日が、気持ちの良い日に変わる
LITTLE MARLEY 5’2と5’6に乗りました。5’6は35Lの浮力だけあり、テイクオフは少し楽な感じです。
操作性は 、全体的に大きいイメージがあるので、その分レールが長い印象があり、板全体の動きが大きく感じられました。
5’2は29L。僕が普段乗っているディスクグラインダー(28.5L)とスプーク(30-31L)の中間くらいの浮力なので、自分的には凄く気に入っています。 板のバランスが良く、テイクオフも早くて動きも良い。もしかしたら1日これでもいいんじゃないか?と思っちゃいます。
フィンのセットアップも、トライとクワッドを選択できるので、その日の気分で選ぶことも出来ていい感じです。
MF SOFT BOARDの特徴として感じたのは、良い意味でフワフワした乗り味。その反動をうまく作用させることができたら、パワーのない波のショルダーに乗ってしまった時でも、上手くやり過ごして、パワーのある場所に戻れた、という場面もありました。
波のパワーがない日に こんな板があれば 最高に気持ちの良い日に変わるんじゃないかな、って思います。
僕の体重(72~73kg)で29Lの板がはまるので、65~70kgの人にはもう少し浮力の無いボードもありですね。僕がコーチを務めるMOJANE SURFSCHOOLでも、初級者にはお勧めしたいボードです。因みに、今回は映像も撮りましたが、もっと当てているライディング映像を残したかったです。
テイクオフの壁にぶつかっている人は試す価値あり
僕は浮力のある大きなボードが好きなので、6’6のミッドレングス、BEASTIEを選びました。
撮影日はオンショアのパワーレスな波。こんな波で?という波をあえて選んでみても、あれ、なんだか楽しいぞ!普段乗っている39L以上のボードでもノーズが水面に刺さってしまう様なコンディションでも、ノーズが力強く浮きあがり、通常のサーフボードの様にブレずに進みます。似たサイズのボードでも浮力やスピードの出方の違いますが、テイクオフが早く、乗ってからは安定感もあります。
付属のフィンは柔らかくしなり、ダラダラと押し寄せる波にぴったりです。田中さんはスピードを落とさないようにボードをバインバインと弾ませて、波を繫いでいました。フィンの付け替えが出来るので、乗り心地を追求するのも楽しみです。
限られた時間や休日の中で楽しむサーフィンには最適ではないかと思います。これからサーフィンを始める人も、これまでなかなか上達できなかった人も、楽しくサーフィンが出来るボードです。
スノーボーダーが気軽に始めるサーフィンに最適
スケートやサーフィンが東京五輪で新たに公式種目に加わった事で、サーフィンが話題に上ることが増えました。スノーボードの分野でも、サーフライクな乗り心地を謳ったパウダーボードやサーフィンの動きを意識したカービングなど、「サーフ」というキーワードはトレンドの1つです。
MOJANEユーザーの中でも、スノーボードに繋げる為の夏期間のスポーツとして、興味を持つ方が多くなりました。
スノーボーダーにMF SOFTBOARDをお勧めしたい最たる理由は、扱いやすさです。サーフボードは繊細だと知りながら、ついついスノーボードの様な感覚で手荒く扱ってしまい、即日修理に出すという場面を何度も見てきた僕にとって、MF SOFTBOARDはスノーボーダーに最適だと感じています。
スタイル重視のスノーボーダーも納得のデザイン性、MF SOFTBOARDで夏もお洒落に遊びましょう。