ゲレンデ全体がパーク化⁉
3月末からのニセコモイワが面白い
外国人旅行客で混み合うハイシーズンから一転、3月に入るとパウダーもそこそこに、ニセコローカルたちが遊び場を仕込み始めます。
この春ニセコモイワスノーリゾートには、ゲレンデの⅓を占める規模のパークが爆誕しました。
キッカーやレールはもちろん、バンクがあちこちに配置されたフリーライディング対応型レイアウト…まるで山全体がパーク化した印象です。
キッズ・初級者からエキスパートまで、あらゆるスノーボーダー/スキーヤーが楽しめる、いかにもニセコモイワらしい開放的な空間が創り上げられています。
4/6の営業終了まで、モイワパークでみっちり遊びましょう!道民割も利用できます!
※2025年3月24日現在のレポートです。
2025モイワパークコースマップ
大きなスケールでパーク全体を遊ぶ:第1ペアリフト
春のモイワは、2本のペアリフトで回します(クワッドリフトは3/16で終了)。
ゲレンデの中央を上る第1ペアリフトからは、モイワパークの他、カービングが気持ちいいメインバーン、クワッドリフト側にはバンクドスラロームコースを絶賛建設中でした。
キッカー&バンク:フォレストランエリア
モイワパークはフォレストランからエントリー。コース中盤のフラッグを目印に、大中小のキッカーとバンク、浮遊感が楽しいミニスパインが連なります。ジャンプなしでも最高に楽しいコースです。
後半はエキスパートランへとコースチェンジ。レールやボックスが待っています。
レール&ボックス:エキスパートランエリア
エキスパートランの後半には、UNIONカラーのレール&ボックスセクションがセットされています。
初心者でもチャレンジできそうなレールもありました。ランディングバーンを利用してトランスファーエントリのB180や360をしたり…と、想像が膨らみます。
僕は苦手分野なのでまだ入っていませんが、次回は50-50チャレンジしたいと思います!
中継ルートにも遊びがたくさん
フォレストランからエキスパートランへ繋がる迂回路にも遊べるポイントを発見!地形を利用したナチュラルヒットポイントや壁(左側)が仕上がっていました。春のシャバ雪は転んでも痛くないので、いつもより攻めたチャレンジもOKです。
リフトの上からローカルライダーの遊び方をチェックして、どんどん挑戦してみましょう。
アイテムをとことん練習できる:第2ペアリフト
山に向かって左側の第2ペアリフトは、エキスパートコース後半のレールセクションと、ファミリーコースのミニバンク&キッカーがコンパクトに回せます。
ほんの数分、短いリフトの初級者コースと侮るなかれ。繰り返し練習したい人や、ウォーミングアップとしても、なかなか楽しいコースです。
また、このエリアはフォレストコース / エキスパートコースの終盤でもあり、第1ペアリフトからのTOP TO BOTTOMを細かなアイテムで彩ります。
初心者でも怖くない!自動的に着地できるミニキッカー
レールセクションの手前で分岐するファミリーコースの木々の中に設置されたミニキッカーは、超初級者でもジャンプができる最高の入門キッカーです。(入口には絶妙なバンクがあります。)
入りの角度が自然なので、姿勢を低くして進めば誰でもやさしく着地できます。
大人の180°のコソ練にも完璧なサイズ!着地に成功したら出口の地形で更にオーリーを仕掛けましょう。
麓にはエレベーター付きのパークが出現!
センターハウス前にどーんと造られているのは、雪板・スノースケートのためのパーク、その名も「無限パーク」! キッズやビギナーレッスンに使われているムービングカーペットSUN KIDを利用し、無限ループを実現しています。
大人も子供も、おねーさんも。ハイクなしでただただ遊ぶ。そしてこの完成度、遊びに貪欲なニセコローカルの姿に刺激を受けました。
パークでの安全確認
バンクにアプローチする際は、キッカーにエントリーするライダーに十分に気をつけてライディングしましょう。
バンクからキッカーへのランディングバーンへのトランスファーは絶対に×危険です!
転倒や衝突の場面を見かけたら、声を掛け合い無事を確認しましょう。怪我人がいる場合は速やかにゲレンデスタッフへ!
パークデザインはIN CREW 監修
春のニセコモイワを大変身させた仕掛け人は、ニセコを拠点にナチュラルヒットを飛び回るIN CREWを中心としたローカルたちです。
どのセクションにも、サイドには抜かりなくバンクが用意されています。(素晴らしい!)
飛んでもよし、バンクでスラッシュしてもよし。心地よいレイアウトからは、遊び上手な彼らのセンスを感じます。
IN CREWの新作ムービー2025 increw niseko kutchan kyougoku kimobetsu rusutsu 2をチェックして、ライディングのイメージを膨らませてからモイワに向かうとより一層楽しめるはず!
イベント盛りだくさんの春モイワ
NISEKO MOIWA BANKED SLALOM 2025

2025年3月28 日(金)公開練習(仮)
2025年3月29 日(土)本戦 ※悪天候時は30日(日)に順延
カテゴリー:スノースケート / スキー / スノーボード小学生 / スノーボード一般 (中学生以上)男女 / スノーボードマスター(43歳以上)男女
※参加申込は締切りしました。
MAD DOG JAM 2025

2025年4月12日(土) Style contest(スノーボード・スキー・キッズ)
¥6,000 リフトチケット込み
受付(entry)8:15〜9:15
競技説明 9:25〜9:40/公開練習 9:40〜10:15
予選(ジャム 全てのクラスで)10:30〜12:30
決勝(ジャム 全てのクラスで)13:30〜14:45
表彰式 15:30
2025年4月13日(日) JAM session
¥6,500 リフトチケット込み
受付(entry)8:30〜9:30
JAM sessionスタート 10:00〜
エントリーはこちらから

このほか、3/31までの春限定でニセコローカルに向けたスキー/スノーボードレッスンも開催中。子供から大人まで、レベルの合わせたレッスンを特別価格でお得に受講できちゃいます。
各種SNSのNISEKOMOIWAオフィシャルアカウントやHP、センターハウスの掲示板にも、新たな取り組みやイベント情報がアップされているので是非チェックしてみてください。
モロのつぶやき
2025年3月24日。この日NISEKO MOIWA PARKのモニターとして協力してくれたのは、本田くんと桜井くん。貸し切り状態の平日のモイワを満喫してもらえたと思います。ありがとうございました。
ハイシーズンは、朝イチのパウダーランを楽しむとサっと姿を消すニセコローカルたち。桁違いの除雪をこなしながら様々な形で旅行客をお迎えしているためでしょう。
そんな彼らが今、連日夕暮れまで作っているのは、残り少ないスノーシーズンを盛り上げる春の遊び場です。
恒例となったバンクドスラローム大会やイベントも、年々規模を拡大しています。
ローカルの遊び場の作り方や過ごし方からは、遊びのスキルと豊かなライフスタイルが伺えます。キャンピングカーに手製の雪板、ファッションも含めて、参考になることも多いのでは?
世界的スノーリゾートのニセコから、ローカリズム全開のニセコへ。春のモイワでは、このギャップも感じてもらえたら、と思います。