プロサーファーによるミニレッスン
7月某日、仙台のウェットスーツブランドDUSKの代表であり、 日本プロサーフィン連盟(JPSA)のジャッジとしても活躍するプロサーファー越後将平さんを北海道にお迎えして、サーフスレッスンを行いました。
レベル別に2-3名を1グループとし、各グループ2時間程度のミニレッスン。トランシーバー搭載のヘッドギアを用いたレッスンプログラムに、僕自身興味津々でした。日頃からストイックにサーフィンに取り組んでいるMOJAN SURFのメンバーにとっても、刺激的な2日間となったのではないでしょうか。
後日、越後さんにレッスンについてお話を伺いましたので、レッスンの様子と併せてご覧ください。
INTERVIEW SHOHEI ECHIGO
moro : 今回は、初となるDUSK × MOJANEセッションということで、僕にとってこの夏の一大イベントとなりました。参加した皆さんも大いに刺激を受けた様で、その後の練習にも俄然、熱が入っています。越後さんにとってはどんな2日間でしたか?
echigo : MOJANEユーザーの皆様と接する初めての機会ということで、大変楽しみにしておりました。
コーチングに関してのお問い合わせも想像以上で、ここまでお集まりいただけるとは思ってもいませんでした。短い時間の中で、少しでもサーフィンを吸収しようとする皆さんの熱心な姿が印象的で、最短で上達できるように出来る限りのアドバイスをさせていただきました。
言葉を大切にした越後流コーチング
moro : 北海道では、プロサーファーによるレッスンを受ける機会が少ないのが実情です。僕は今回レッスンのお手伝いをさせて頂きましたが、越後さんがひとりひとりのサーファーを細部まで観察し、的確な言葉でコーチングされていたことに感銘を受けました。越後さんがレッスンで大切にしている事はありますか?
echigo : 私の育った環境もプロサーファーは常に憧れの存在でした。今でこそコーチングする方も増え、その存在も珍しくありませんし、コーチングの手法も様々ですが、当時の仙台にはまだプロサーファーがいませんでしたので、サーフィンは自分で覚えるものでした。
私の場合は、父がサーファーだったこともあり、ビデオ撮影を取り入れた練習を行ったり、フォームについて話し合っていましたが、父からの”感覚的”なアドバイスが理解できなかったという思い出があります(笑)。 今思えば、父は答えを伝えてくれていたのですが、言葉が簡単すぎて逆に「?」だったんですね(笑)。
自分だけなら、そういった感覚的な覚え方でも良いのですが、コーチングの場合は場所やライディング、フォームまでを分かりやすく生徒さんに伝えることが大切です。ですから私のコーチングでは、伝わる事を第一に考えて感覚の”言語化”を重視しています。 また、自分がサーフィンを覚えていった時の経験や、たくさんのサーファーを観察して、要点をまとめています。
レッスンの為の道具選び
moro : スクールを受講する上で、サーフボードの種類による影響はあるのでしょうか。道具選びのポイントがあれば教えてください。
echigo : レベルにもよりますが、まずは今お持ちの道具でレッスンを受けて頂いて結構です。ライディングをチェックしている最中に「この方にはこういったボードが合うだろうな」と思うことはあります。これから購入を検討しているビギナーさんには安定感のある大きめのボードをお勧めします。
北海道の水温差攻略法
moro : 北海道は夏でもエリアによって水温が大きく異なります。越後さんは今回のセッション後、道東から函館までの長い道のりをサーフしていたそうですが、どんなスーツを持ち込んでいましたか。夏の北海道を遊びつくす為に快適なウェットスーツスタイルのアイディアはありますか?
echigo : コーチングを行ったエリアはこれまでに何度も訪れていますが、北海道の中でも特に夏も海水が冷たい印象がありました。私は寒がりなので、ブーツ、グローブを最初に用意し、ウェットスーツは3mmジャージフルスーツ、4mmセミドライ、思いつく限り用意して臨みました。荷物は増えてしまいますが、せっかくの旅中に「寒くてサーフできない」なんていう事態になっては困りますので。
DUSK2018新作のポイント
moro : 今回はDUSKユーザーも集まりました。DUSKのウェットスーツならではのシルエットや性能の良さを再確認できたのではないかと思います。DUSKの魅力、新作について改めて教えてください。
echigo : ユーザーの皆さんとお会いしてコミニケーションを取る事、DUSKのブランドコンセプトを伝える事は、私にとって目指す方向でもあり、大切な時間です。実際に自分の目でDUSKを着用して頂いている姿を見ることが出来、大変嬉しく思いました。そして皆様とてもお似合いでしたよね。
echigo : 新作については、新しい保温機能素材に加えて、首、手、足首に工夫を施したセミドライとドライスーツが一押しです。
1月の北海道東部や冬期の宮城(波のサイズは腰~6ftまで)でテストを行いましたが、浸水を感じる事はほぼありませんでした。 撥水効果、高い防水性、保温性、着脱性に満足しています。MOJANE SURFの皆さんの快適なサーフィンライフに繋がる仕上がりです。 また、シルエットの良さの要因の1つは、採寸にあります。きっと諸橋さんの採寸技術も大きいと思いますよ(笑)。
DUSKが目指すサーフィンとは?
moro : DUSKが理想とするサーフィンや、理想のサーファー像はありますか?また、DUSKのウェットスーツを着用するユーザーに、どんなサーファーになってもらいたいですか?
echigo : サーフィンは、自然の中で自分自身の感覚を遊ばせるスポーツです。地域による海環境の差はもちろん、瞬間毎に異なる自然状況(風、潮、うねり)と波をその場で体感し、波と自分をフィットさせることがサーフィンの醍醐味だと思っています。波を奪いあうのではなく、ルールとマナー 、その場の雰囲気を大切に、スマートに笑顔でサーフィンを楽しんで頂きたいです。また、ボードデザインに拘りすぎずに、どんなボードも波に合わせて乗りこなせるようなスタイルを磨き、可能な限り今の限界を押し上げるようなチャレンジもしてもらいたいです(あくまでも無理は禁物です!)。上手い、下手ではなく、自分らしさを忘れずに海を楽しんでください。
MOJANE SURF仙台ツアー計画!?
moro : 最後の質問です。既に次回開催を求める声が上がっていますが、今後もDUSKユーザーや希望者を対象に北海道でレッスンを行っていただける機会はありそうですか?また、越後さんの地元、仙台でレッスンを受けられるようなチャンスはありますか?
echigo : 先日ご参加いただいた方々の進展も気になりますし、ご要望があれば是非お伺いしたいです。皆さんには、海に行けない時はスケートボードでのフォーム作りをお勧めします。今回のレッスンでも、スケートをしたかったのですが、時間が足りなかった事が心残りでした。次回は時間をたっぷりとコーチングに充てて、サーフィンとスケートをやりたいですね。加えて食事もできたら嬉しいです。また、仙台でもコーチングは承ります。北海道からですとフェリーなら苫小牧から、飛行機なら千歳からアクセスできます。もしよければサーフトリップがてら皆様でお越し下さい。
Aloha from Hawaii,
I will be visiting Sapporo Oct. 16, 2018. Is there a way I can rent a board and wetsuit, and get someone to take me surfing?
Dear Michael Uyehara
Thank you for message me, I’m Shota Morohashi, store manager of MOJANE.
I’m so sorry late reply. I’ve heard about you Yukiko early September.
I can help you your trip to Hokkaido. So, Please tell me your weight and height, I have wetsuits but, you might be more bigger than me…
anyway, keep contact us
Regards
Shota