2018バートンのリミテッドギアを紹介します
スノーボードブランドの新作リリースはSPRING/SUMMER , AUTUM/WINTERのように、季節で分けられているのが一般的です。
USAでは、WINTERの前にHOLIDAYという特別なシーズンがあり、毎年BURTONのリミテッドモデルが発表される時期でもあります。
リミテッドで発表されるスノーボードは、BURTONの最新技術が集結する工場”CRAIGS(クレイグス)”で生産される貴重なモデルです。復刻モデルや実験的な取り組みを積極的に行うのもリミテッドの魅力で、僕自身BURTONファンの1人として毎年楽しみにしています。
CRAIGS(クレイグス)
BURTONとスノーボード界に多大なる功績を残した故クレイグ・ケリーの名が付けられたBURTONの研究開発を行う工場
スノーボード再生プロジェクト”RE REZ”
今回のリミテッドの中で注目したいポイントは2点。まずはCRAIGS MADE、つまりハンドメイドだということ。
僕が知る限り、過去のCraigsで製造されたボードの中で、最も仕上がりが良かった様に感じます。時折、「バーモントで製造されていた時代のBURTONが一番良かった…」というスノーボーダーの声を聞きますが、そんな方にこそ今回のリミテッドの出来栄えを見て頂きたいです。
そしてもう一つは、今シーズンよりスタートしたプロジェクト、RE REZ(レ・リズ)です。レ・リズとは、スノーボードの廃材を可能な限り再利用して新たなスノーボードを作るという取り組みで、CRAIGSでのみ使われる素材です。インラインではWOKING STIFFに採用されています。役目を終えたスノーボードを新たなボードへと蘇らせる、そんなBURTONの活動にも共感しますし、リミテッドには相応しい内容となっているのではないでしょうか。
BURTON2018 LTD/MOJANE入荷一覧
今季MOJANEに入荷したリミテッドモデルは、バインディングはCLUTCH、スノーボードはCRAIGSで作られたCHEETAH,ROLE MODEL,SKIP JACKの3モデルです。インライン(通常のラインナップ)では見ることのできない希少グラフィックにも注目してください。
CLUTCH(クラッチ)
BURTONのベストセラーバインディング”MISSION”をベースに、ハイバックを過去のハイエンドモデル”DIODE”スペックまでアップグレードしたパークスタイルとなっています。ハイバックに使用されているのは、プラスチック素材の中でも群を抜いた軽さと耐衝撃性を誇るポリカーボネイト。リミテッドならではのスペックで、価格とクオリティーの両面でお勧めしたいバインディングです。バイカラーのデザインも目を引きます。BURTONフリークの皆さんは、このハイバックをお持ちのバインディングベースに装着して雪山でのおしゃれを楽んでください!
ROLE MODEL(ロールモデル)
キッズ用FAMILY TREEのリミテッドROLE MODELは、ディレクショナル設計でセットバックされた大人顔負けのフリーライディングボードです。
実際に手に取りスペックを確かめて頂くと、スーパーボードだとお分かりいただけます。FAMILY TREEの中でもクルージングボードの代表作LAND ROARD(ランド・ロード)に搭載されていたバランス・フリーライド(ディレクショナルボードでありながら、スイッチしてもツインのように乗れるシステム)が組み込まれています。サイズは130cmのみ、既に店頭には「サイズレンジを増やして欲しい!」という声が届いています。
PAN HANDLERとROLE MODEL、親子お揃いの”FAMILY TREE”でコーディネイトすれば、ゲレンデで視線を集めること請け合いです。また、ROLE MODELは2019シーズンアーリーモデルとなっているので、来期はインラインでのリリースが予想されますが、FAMILY TREE枠かどうかは現時点では不明です。
CHEETAH(チーター)
テリエ・ハーカンセンが過去にプロデュースしたモデルの復刻版です。このモデルは生産数に限りがある為、MOJANEで当初予定していた本数を確保できませんでした。今回の特徴は、バックカントリーだけでなくゲレンデユーズにも対応した155cmが加ったこと。元々は159cmがスタンダードですが、155はゲレンデユーズに対応したスペックです。ショート・ターンからカービング、サイドカントリーまでトップスピード全開で攻めることが出来るアウトラインです。
リリース当時を振り返ると、注目度は高かったものの販売本数としての実績は伸び悩んだと記憶しています。一方、コアなBURTONユーザーの中で伝説的なボードとなり、オークション等の中古市場でも長期間価格が下がることはありませんでした。コレクションボードとして持っておきたい要素もあります。
SKIP JACK(スキップジャック)
オリジナルサイズ152cmと、今季加わった156cmがリリースされました。僕の好きなボードが復活してくれて本当に嬉しいです。大きなノーズに括れたアウトライン。テールは短いですが、ロッカーが無いのでカービングもお手の物。柔らかいノーズと硬いテールを持つこのボードは、どんなレベルのスノーボーダーでも面白いと感じてもらえるミラクルボードです。飛べるパウダーボードをお探しの方は是非、SKIP JACKという名前の由来を調べてみてください。
はじめまして、福岡いつもブログを楽しみにみです。
スキップジャック 156 を使用してます。
有効エッヂ等のメーカーのスペック値を知りたいです。
よろしくお願いします。
tsk さん
ボードスペックは公式サイトに掲載されています。Burton Skipjack 156で検索してご確認ください。