サーフィンとスノーボードのターンを、スケートで。
MOJANEではスノーボードのターン練習の為に、サーフスケートWOODY PRESSをお勧めしてきました。
今回は、お問い合わせが多い「サイズの選び方と具体的な実践方法」について、スノーボードとサーフィンそれぞれの視点でまとめます。
既にお手元にある方はもちろん、購入を検討中の方は是非参考にしてください。
WOODYPRESSのここがポイント!
①コンプリートボード
全てのパーツがセッティング済みなので、購入したらそのまますぐに乗ることができます。
②圧倒的なコストパフォーマンス
サーフスケートのブランドやモデルは多々ありますが、手頃な価格帯でクオリティを実現しているのがWOODYPRESSのCARVEです。
③スノーボードに近い乗り心地
サーフスケートのクネクネした動きの中でも、特にスノーボードに近い操作感。決して簡単ではありませんが、トレーニング効果はバッチリです。
【FOR SNOWBOARD】サイズ選びと練習のヒント
スノーボードのターン練習では、目線、荷重、ボディーバランスを確認してフォームを作ったり、脚力の維持にも効果的です。
反復練習が目的なので、スピードは必要ありません。そのため、スケートボード未経験者から上級者までが使えるトレーニングツールになります。
32インチ
165cm~185cm位
スノーボードの上達を目的としている人
フォワード・スタンスの人
全身を使って大きく動かしたい人
30インチ
160cm~180cm位
スノーボードのターンの感覚を味わいたい人
ダッグスタンスの人
足下でクイックに動かしたい人
28インチ
120cm~180cm
ショート・ターンを練習したい人
スタンスを気にせず、ピンポイントのバランス感覚を鍛えたい人
キッズや女性にも扱えるサイズ
※身長は男女共通の目安です。目的を優先したサイズ選びをおすすめします。
ビンディングに頼らないターンを意識しよう
サーフィンのターンとスノーボードのターンは、必ずしも同じではありませんが、似た要素が多くあります。サーフィンのトレーニング用として誕生したWOODY PRESSカーブトラックをスノーボードの練習に使うには、共通項を意識することが大切です。
スノーボードではビンディングに足が固定されるので、比較的簡単にターンができます。 これは、スノーボードが誰もが楽しめるポイントです。
ゲレンデで上級者がビンディングを装着せずにワンフットで滑っているのを見たことがあるでしょうか。これを実際に真似てみると、どれだけ難しい技術であるかが分かると思います。
ビンディング頼りのターンを闇雲に繰り返しているだけでは、ターンのレベルは一定以上になりません。ワンフットで乗りこなす彼らは、ビンディングに頼らずにターンが出来るということです。
サーフィンのターンは、上半身の動きと目線でボードを曲げていきます。さて、スノーボードでの自分のターンを思い出してみてください。足の力だけで曲げてしまってはいませんか?
これがWOODY PRESSを使った練習のポイントです。
身体はリラックスして、上半身を大きく使います。荷重はセンターを保ち、慣れてきたら足裏内側への荷重を意識し、そのまま垂直上にある、後ろ足の内腿に乗りましょう。 目線は足元ではなく、必ず進みたい方向を見るように心がけましょう。
サーファーの動きを参考にしながら、スケートを動かすように意識して練習してみてください。
【FOR SURF】サイズ選びと練習のヒント
サーフィンのトレーニングとしてWOODY PRESSを購入する際は、身長/体重よりも、現在使用中のサーフボードのサイズに応じて選ぶことをお勧めします。
32インチ
浮力のある6’オーバーのボードに乗っていて、ボードを芯から動かしたい初~中級者
30インチ
6’以下のボードに乗り、マニューバーにバリエーションを増やしたい人
マニューバーを身体で理解出来ている中~上級者
28インチ
小柄な体型の人、荷重のバランスを確認したい上級者
陸トレの効果を左右するのはイメトレ!?
WOODY PRESSの特徴は、サーフボードが進む行程を理解し、アップスダウンに活かせることだと思います。
ターンでの心地よい重力感や、乗り易さを重視するなら、他のサーフスケートの方が長けていたりもします。試乗や貸し借りで乗り比べると歴然ですが、WOODYPRESSはトレーニング要素が強いです。
サーフィンはスノーボードと違い、ライディング時間はごくわずか。気象や波、スキル、タイミング、様々な要素の歯車が合致して、発展させていくスポーツです。海に入っている時間だけを「サーフィン」だと限定してしまうと、なかなか上達出来ません。
WOODY PRESSは、波を捕まえ、サーフボードの上に立てるようになってからの動作を反復し、体で覚えていく為の道具として信頼しています。
サーフィン初心者は、プッシュ→ボードに乗った後、前足でボードを左右にふらふらと傾けて動かしてみましょう。慣れてきたら荷重は後ろへ。サーフボードも基本的に後ろ足で踏むことでスピードがつきます(もちろん状況やボードによって違いがありますが)。
くねくねとした動きと小さなターンだけで自走できる様になったら、次はサーフィンに通じる実践的な練習をしてみましょう。
緩やかな傾斜を利用して、フェイスからその先に続くショルダーを脳内でイメージします。フェイスに乗り、トップターン、ボトムターン…
自分がやりたい!と思うサーフィンの動画や画像を元に、日頃からイメトレの癖をつけておくことも大切です。
サーフスケートの特性はトラックにあり
スケートボードを、サーフィンやスノーボードのターンのように動かしているのは、トラックというパーツです。
YOWやCARVERといった人気サーフスケートのルックスは多種多様ですが、実はデッキ自体の機能に大きな差はありません。全てはデッキに取り付けられた前後2つのトラックによって乗り心地が変わる、ということを理解しましょう。
WOODY PRESSのカーブトラックのセットアップは、フロントがリバースキングピン・トラックです。前と後ろ、2種のトラックで独特の乗り心地が完成しています。
乗りやすさの調整はキングピンで
WOODY PRESSで練習する中で、「同じ機種なのに、友人の方が乗りやすかった」「試乗ボードの方がターンしやすかった」という事があります。
それは体格に対してのデッキの大きさや、ウィール間の長さ(ウィールベース)、トラックの可動域の調整によって生じる差です。
その調整は、トラックの心臓部”キングピン”を、閉めたり緩めたりする事で行います。基本的にプッシュ練習中の初級者はトラックを固めに締め、レベルに応じて徐々に緩め、可動域を広げていきます。
キングピンを緩めるとグラつくように不安定になりますが、この状態で練習すると足首でボードをコントロールが出来るようになります。足首コントロールをマスターしたら、キングピンを少し締め直しましょう。サーフスケートのスキルが上がっているはずです。
オフトレのスタートは早春から
北海道の小中規模スキー場は概ね3月末で営業を終えますが、大規模リゾートや標高の高い地域では、GW頃までライディングが楽しめます。
3月中旬からクローズまでの約1か月半。この期間は、時間帯や地域によっての雪のコンディションの差が激しく、難しい! 朝はカチカチの硬い圧雪、昼頃に緩む雪面は、ボコボコになったり、シャバシャバになったり。降雪があれば、難易度の高いしっとりと重たいパウダーです。
こういった、ハイシーズンには見られない難しい雪が、スノーボードを上達させてくれます。
オフトレというと、すっかりスノーボードの季節が終わってから、と考える人が多いですが、ゲレンデの駐車場に雪がなくなったらオフトレ開始の合図です。
ウォーミングアップがてら駐車場でスケートをしてからリフトへ向かい、帰宅前にも再度スケートで動作確認する時間を設けてください。
スノーボードと並行して取り組む期間があると、身体に雪の感触が残ったままスケートボードへ移行できるので、夏の間もイメージを維持しやすく実践的な練習に繋がります。