交換レンズも販売開始!HYPER®レンズを使いこなそう
日本でのスノーゴーグルデビューから2シーズン目を迎えた100% から、待望のリプレイスメントレンズ(交換用)がリリースされました。
「レンズ交換ができる。単品レンズが入手しやすい。リーズナブルである。」
機能やデザイン性はもちろんですが、ハードユーザーにお勧めできるゴーグルの条件を、しっかり満たしてくれました。
ただ、100%のレンズは種類が多く、セットされているレンズや追加レンズに迷う方が多いと思います。
この記事では、北海道での使用を前提に、効果的なレンズをピックアップしてご紹介します。
100%SNOW GOGGLE
モトクロスゴーグルの技術を応用し、レンズの曇りと傷に強いスノーゴーグルを展開。
2024-25からは、グローバルライダーとして新たに小野みつきプロ(ハーフパイプ)が加わるとの噂も!フレッシュで力強いチームが形成されています。
100% SNOW GOGGLE の基本パッケージ
100%のスノーゴーグルは、全てオリジナルのハイコントラストレンズHYPERです。
グローバルでは実に多様なレンズが発表されていますが、現在日本で販売されているのは選抜されたカラーバリエーションとなっています。
レンズのカテゴリーは、4つのシーン(S1,S2,S3,S4)に分類されています。これはスノーゴーグルの共通規格のようで、本来はS0からS4まであるそうです。
数字が小さいほど明るいレンズとなり、100%ではS1が雪/曇天向け、S4が晴天用。最も種類が多いのはS2~3で、個人差のある見え方をカバーしています。
一部モデル(OKAN)を除き、ボーナスレンズが1枚付属します。デフォルトで晴天用と曇天用のレンズがセットされているので、どのモデルを選んでも、概ねどんな天候もカバーできる内容です。
REPLACEMENT LENDS(交換用)
日本で販売開始となった交換用レンズは全13種(2024現在)。これまではレンズカラーかフレーム/ベルトの色柄、どちらかを優先しなければならないケースもありましたが、単品レンズの販売開始により、自由度の高いレンズ選びが叶うようになりました。
特定の天候/環境をカバーするためのプラス1として。劣化したレンズの交換用として。カラーにこだわる方にも活用してもらいたいと思います。
S1:北海道のハイシーズン、雪が降り続く日
Hyper®︎ turquoise (ターコイズ)VLT 48%
100%SNOWゴーグルで最も明るいレンズです。レンズ越しの視界はナイター照明の様な雰囲気のオレンジ色で、夕暮れ時に明るく感じます。100%SNOWゴーグルで最もスペア附属率の高いレンズです。明るいのが苦手な方は、BLUE FLASHをおすすめします。
Hyper®︎ blue (flash)(ブルーフラッシュ) VLT 45%
レンズ越しの視界は薄黄色。turquiseよりもレンズの色味を感じない自然な見え方が特徴です。僕はturquoiseよりもこちらのレンズの見え方が気に入っています。晴れていても明るすぎることはないので、ハイシーズンには心強い、使い勝手の良いレンズです。
S2:晴、曇、雪、時に猛吹雪。変わりやすい天候
Hyper®︎ Silver Flash VLT41%
自然な見え方が特徴のレンズです。ブランドサイトのレンズチャートではS1とS2に重複して登録されていることからも、曇りや降雪の中の幅広い環境で使えることが分かります。もちろん相性はありますが、マッチすればかなり見やすく頼れるレンズになると思います。ミラーが強く、外から目が見えないのでフルミラーを探している方にもおすすめです。
Hyper®︎ Gray Green VLT 34%
覗くとうっすらグリーンがかった色味ですが、目が慣れるとクリアな感覚で使えます。コントラストも十分につくので、昼間の曇り~降雪といった見えにくい環境でも比較的見やすいです。他のブランドにはないお洒落なカラーがとても気に入ってます。
細かい点ですが、レンズを装着するとフレームと重なる部分が透けて見えるので、柄の入ったフレームや明るい色のフレームと合わせるとお洒落です。
Hyper®︎ Cooper miller VLT31%
銅色に輝くレンズは存在感があります。ですが、実は覗くと自然な色味です。コントラストをはっきりと映し出すのでで、日の光が届く日中の吹雪でも抜群に見やすい。こちらも、吹雪だけど白飛びしてしまうような環境で、しっかりとコントラストがつきます。
S3:晴天~少し雲がかる日、ゲレンデでのメイン使い
Hyper®︎ White Miller VLT 12%
日差しがあるとしっかりとコントラストが効き、視界は抜群です。突然の吹雪では少々暗めですが、日中なら対応できる範囲かと思います。日中の晴~雪を1枚のレンズでカバーしようと考えるなら、ベストではないでしょうか。
S4:眩しい程の晴天、春のドピーカン用
Hyper®︎ Vilolet VLT8%
晴天時にのみ強いコントラストを映し出します。日差しが強くなり眩しさが増す春や、コースの起伏が白飛びしてしまうような環境にお勧めです。地形が読みにくい晴天のバックカントリーにも。バイオレットの色味は強めですが、数分で目が慣れます。コントラストの強い晴天用という事で、なるべく付け外しをせずかけ続けるようにすると目の疲れを抑えられます。
レンズカラーで気分も視界も一変
同じウェアでも、レンズカラーが変わるだけで全体の印象が違ってきます。
100%のフレームはレンズの付け替えがしやすいので、ウェアとのコーディネイトも楽しめそうです。 プラス1枚の追加レンズで、ブラッシュアップしてみてはいかがでしょうか。
S0(ナイター向け)シリーズの登場に期待!
100%のライダー勢がナイター用レンズを使用しているのを見かけはしますが、今のところレンズラインナップにS0(ナイター用)はありません。
他のゴーグルブランドを見回しても、選択肢は決して多くないのが現状です。
その理由は、僕たちにとって当たり前の「ゲレンデのナイター営業」が、世界的には珍しいことだから、という説があります。
国や地域によってスノーリゾートのあり方や習慣は様々ですが、たとえニッチなニーズだったとしても、100%からナイター仕様のレンズがリリースされる事を願っています。