全ての要素を1つのボードでこなしたい!
過去最多モデルが発表された2017-2018 BURTON FAMILY TREEの中で、MOJANEが「来季、最も輝くモデルの一つ。」と注目しているのが DUMP TRUCK(ダンプ・トラック)です。
その名前とシェイプから、2016-2017の”GATE KEEPER”に似た雰囲気が漂います。GATE KEEPERは直進性、そしてビッグカービングを得意とするパワフルなボードでした。一見すると同じように見えるDUMP TRUCKの魅力とは…?
DUMPTRUCKのサイズスペック
サイズ展開は154,158,162の3パターン。GATE KEEPERのパフォーマンス性能に磨きをかけたアップデート版と推測します。
ノーズとテールのデザインは、ご覧の通り”ヘラ状”です。ハンマーヘッド、とまではいきませんが、ここ最近のボードデザインでは流行りのシェイプの一つです。
ボードデータ
154cm ウェスト幅25.2cm サイドカーブ半径 7.2m
試乗レビュー
実は、今回試乗した中で最も印象的なボードがDUMPTRUCKでした。僕は154を試乗しましたが、まるで158に乗っている感覚に驚きました。
朝一の綺麗なバーンでの試乗は、安定感がありながら、ボードの切り返しが驚くほど効きました。フレックスバランスも良く、決して脚力が強くない僕でも気持ちよくターンをかけられます。ロッカーとサイドカーブが優れた回転性を生んでいるのだと思います。
サイズ選びのポイントとしては、身長ではなく、遊ぶシチュエーションに合わせることをお勧めします。林が多い北海道のサイドカントリーでは、154が攻め込めるエクスプローラーとなるでしょう。バックカントリーにアタックする方は、158以上に注目して下さい。
平山雅一くんのレビュー
GATE KEEPERのパワーアップ版という印象です。大きなターンだけでなく細かい動きにも対応する点がGATE KEEPERとの大きな違いです。
フレックス、トーション、全体にバランスが整っているので、あらゆるコンディションで楽しめるボードだと感じます。ザ・ディレクショナルボード!という感触があり、バートンのボード作りの良さを垣間見ました。
ハイラインでありながら、多くの人にこのフィーリングを伝えられるボードはなかなか無いですよね!次世代パウダーボードのお手本的な存在になるのではないでしょうか。MOJANEのラインナップで比較すると、個人的にはYES NOW BOARDのOPTIMISTIC(※)に軍配は上がりますが…。
(※)YES NOW BOARDからリリースされているPOWDER & CARVINGを主体にしているモデル
BURTON / Family Tree
毎シーズン、ユーザーの意見や要望を積極的に取り入れた特別なラインナップを展開。フリーライディングボードを中心に、ボードの発展を家系図(Family Tree)になぞらえて、そのDNAを受け継ぎ、次世代に託すことを目的としています。BURTONとディーラー、そしてユーザーがタッグを組んで生み出す参加型プロジェクトです。