EVENTサーフィン2019ダスク越後将平レッスン

越後将平プロによる サーフレッスンレポート

DUSK x MOJANE SURF SCHOOL 2019

プロサーファーによる本格サーフレッスン

2019年6月某日、昨年に続きプロサーファー越後将平さんをコーチに迎え、サーフスクールを開催しました。今年は、前回の受講生からの要望を受け、「参加者ひとりひとりの”目標達成”に焦点を絞った少人数制レッスン」というテーマで、越後さんと打ち合わせを重ねてきました。

レッスン当日は、予定のポイントが強風でクローズアウトしてしまったりと、変更が多々ありましたが、初めて参加した方も2度目の方も、それぞれに充実した時間を過ごして頂けたのではないかと自負しています。そんな2日間のレポートです。

陸と海での集中講座

越後さんとDAY1メンバーたち

今回は、海のコンディションに合わせてDAY1(初級-中級:4名)とDAY2(中級-上級:3名)にクラス分けをしました。

集合はAM7:30、まずは陸上でスケートボードを使ったフォーム作りやテイクオフの動作、波へのアプローチを学びます。

その後、ポイントに移動し海に入り実践スタイルでアドバイスを受けるという流れとなりました。

両日風が強かったので、陸からコーチングを行うためのヘッドギアは登場せず、越後さん自ら海に入り、夕暮れまでコーチングを行いました。

陸トレの講義

プロのレッスンは何が違う?

越後さんが行うレッスンでは、「目で見て・頭で理解し・実践する」というプロセスを繰り返すことで正しい知識や技術を身に付けることが出来ます。

例えば、スケートボードを使ったレッスンでは、トライ→解説・修正→トライを繰り返し、自主練習ではなかなか気付けないフォームのポイントを、身体に染み込ませるように教わります。姿勢や視線の微調整だけでも、受講生のフォームがみるみる改善されていく事に驚きました。

越後将平さんのライディング

そしてやはり、実際にプロのライディングを目の前で見る事は貴重な体験です。

プロサーファーの大半は本州を拠点とされているので、北海道でプロのライディングを目にする機会はそう多くはありません。僕たちはもちろん、偶然居合わせた地元のサーファーも、越後さんのライディングに目を奪われ、盛り上がっていました。

その人に合った指導の為に…

レッスンを受ける堀田雄也くん

越後さんは以前、当ブログのインタビューで「言葉を大切にしたレッスンを重視している」と話して下さいました。

そこで今回、レッスンをより良いものにすべくエントリーシートを作成し、受講生全員に目標や悩みを事前に記入して頂きました。

集まった資料は越後さんと共有し、パーソナリティや目的に沿ったプランを立てて、当日に臨みました。

レッスンをサポートする立場の僕ですが、実際のコーチングで感じた越後さんの「伝わる」言葉選びや心遣いは、とても勉強になりました。日頃、感覚だけを頼りにサーフィンをしている僕たちの身体に、越後さんの言葉がストンと入っていくようでした。

ライディング動画で復習を

スケートでのレッスンを受けるきよみちゃん

MOJANEではレッスン中の撮影にも力を入れています。画像や動画でライディングを見返すと、イメージと掛け離れていた、ということはよくありますよね。自分の姿を客観的に見ることは、効果的なおさらいになります。

現場でカメラをチェックしたり、動画を基にミーティング形式で解説を行ったことで、より理解が深まったのではないかと思います。

JPSAのジャッジも務める越後さんは、このライディングは何点か、目標に近づく為にはどこをどう改善すべきか、といったシビアな質問にも的確に答えてくれます。また、動画チェックでは波の見極め方に関するアドバイスや経験談も聞くことが出来ました。

明確な目標を持っているサーファーにとって、今の自分のレベルや課題を再確認し、その壁を越える糸口を掴めるので、モチベーションの向上にも繋がります。撮影した動画は後日、越後さんからのアドバイスと共に受講生皆さんにお送りしました。

具体的な目標を持とう!

陸での動作確認

サーフィンという難しいスポーツを行う上で、指導を受けることは上達の近道になりますが、レッスンを受ければ自ずと上達するという訳ではありません。

僕が主催側として感じたことは、こんなサーフィンがしたい!こんなサーフライフを目指している!といったビジョンを持っている人は、レッスンでぐんぐんと成長していくという事です。

「多くの答えを求められますが、一つ一つコツコツと積み上げる事。」と越後さんは言います。MOJANEは今後も、目標達成の為に突き進んでいるサーファーをサポートしたいと考えています。

次回開催に向けて

DAI1.の実践レッスン

今回の日程では、目まぐるしく変わる気象状況により、当初ご案内していた内容から大幅な予定変更となってしまいましたが、コーチの越後さん、アドバイザーの田中さん、受講生のみなさんのご協力によって怪我や事故無く2日間を終えることが出来ました。ありがとうございました。

参加者のスケジュール調整や連絡網、サブプランの準備などは今後のMOJANEの課題です。

さて、次回の開催は現状未定ですが、今回の反省点や受講した皆さんのフィードバックを基に計画していく予定です。

MOJANEでは、このスクールの参加資格を当店のユーザーのみに縛ろうとは考えていません。越後さんのレッスンにご興味のある方は是非一度MOJANEに足を運んでいただければと思います。


越後将平さん
越後将平 SHOHEI ECHIGO

仙台出身/プロサーファー
MOJANEで取り扱い中のウェットスーツブランドDUSKの代表であり、日本プロサーフィン連盟(JPSA)のジャッジとしても活躍中。
仙台新港にある越後さんのサーフショップBarefoot surfでもレッスンを受けることが出来ます。

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