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3月からが本番、春のウェアコーディネート術

スプリングシーズンのウェア選びと注意点

春のゲレンデ、何を着る?

3月に入ると、多くの方がスノーボードシーズンを終え、ゲレンデは日ごとに広々とした静かな場所になっていきます。

ですが、北海道のスノーボードは3月からが面白い!旅行者と入れ替わるように、ローカルスノーボーダーたちのスプリングシーズンがスタートします。

暖かな日差しで緩んだ、この時期特有の雪質は、パウダーとは全く違った醍醐味があるのです。

みんなの春ウェア

日中、気温が上がる春のゲレンデでは、リラックスした気軽なウェアスタイリングが目立ちます。ネルシャツ、パーカー、フリース、ゴム手袋まで!機能重視の厳冬期とは打って変わって、軽装で楽しめるのも楽しいポイントです。

北海道のスノーシーズンは5月まで。春のゲレンデでは、スノーボーダーたちのウェアの変化にも注目して下さい。

自由度が高い春のトップス

春のスノーボードジャケット

スプリングシーズンで最も個性が出るアイテムはトップスです。

雨や雪が降っていれば、やはり撥水性能のあるジャケットが必要になりますが、晴れた日は特別な機能を備えていなくても大丈夫。日常着の中にも使えるアイテムが沢山あるので、工夫して楽しみましょう。


GORE TEX®ジャケット


BURTON STRETCH HOVER JKT
BURTON STRETCH HOVER JKT¥78000+TAX

ハイシーズンから春のバックカントリーまで対応するのがACTIVE GORE TEX®を使ったジャケット。BURTONでは3L STRETCH HOVER JKTが代表格です。レイヤードで保温力を調節すれば、フルシーズン活用できます。高額ではありますが、春遅くまで遊び倒す人にとっては値段以上の価値があります。


ナイロンジャケット


DRAGON PULLOVER JKT
DRAGON ANORAK JKT¥13.000+TAX

コーチジャケットやプルオーバーといったスケータースタイルは、世代を問わず人気の定番スタイルです。スノーボード用は撥水加工されていることが多いですが、アパレルブランドやスポーツブランドのナイロンジャケットを着用する場合は、衣類用の防水スプレーでひと手間かけると◎。ハイシーズンと同じボトムスでも春らしく過ごせます。


フリース


BURTON ハース フリースプルオーバー
BURTON HEARTH FLRRCE PULLOVER¥13.000+TAX

軽くて暖かく透湿性も備えたPolartec®のフリースは、身軽に動きたい人におすすめです。春のゲレンデはもちろん、アフタースノーボーディングや日常着としても重宝します。

暑がりな人は、脱ぎ着しやすいフルジップタイプのフリースがいいかも知れません。


フーディー,カットソー


UNION BONDED HOODIE
UNION BONDED HOODIE¥11.000+TAX

トレーナーやフーディ、シャツといったカジュアルなアイテムは、コーディネートに変化をつけられるので、お洒落を楽しみたいスノーボーダーに人気です。スノーボードブランドからも、撥水性や透湿性のあるカットソーやシャツがリリースされていますので、機能性重視の方はチェックしてください。

ボトムスは撥水と動きやすさ重視

春のスノーボードパンツ

春雪は水分が多いので、GORE TEX®等の撥水性に優れたパンツを選びましょう。ただ、予算を押さえる裏技もあります。ホームセンターや作業服店で手に入る雨具や作業着を上手に組み合わせる人もいますし、濡れる前提で着替えを用意して行くというプランもアリです。暖かい春ならではのアイディアです。


GORE TEX®パンツ


AK457 STOUT PT
BURTON AK457 STOUT PT

僕は全シーズンと通してGORE TEX® 3LのAK457 STOUT PTを愛用しています。軽く、動きやすく、耐久性も文句なし。フルシーズン使える高機能のボトムスに、季節ごとのトップスを合わせて、コーディネートを楽しんでいます。


ビブパンツ


BURTON AK BIB PANTS
BURTON AK BIB PANTS

パウダーフリークに人気のビブパンツは、春コーデでも活躍します。シャツやパーカーと合わせて、オーバーオール的に着こなしましょう。また、春向けのウェアは薄手の生地が多く、ポケットに物を入れるとシルエットが崩れがちですが、ビブパンツならスマホの重みにも耐えられて便利です。撫で肩の方はサスペンダーが下がりやすいので、ひと工夫を。

コーデの幅を生む機能性インナー

BURTON FIRST LAYER® LIGHTWEIGHT

汗をかきやすい春。インナーは、速乾性のあるものを選びましょう。気温が高い晴れた日は、日常服のドライ系インナーでも十分対応できます。パフォーマンスを意識するなら、CWX等のコンプレッション系も良いでしょう。

MOJANEのお勧めはBURTON FIRST LAYER®のLIGHTWEIGHT。汗をかいても乾きが早く、不快感がありません。ミッドレイヤーとの組み合わせればフルシーズン使え、普段着のインナーとしても大いに活躍しています。冬の暮らしに欠かせないアイテムです。

小物も春仕様にチェンジ

春スノーボードグッズ

ウェアそのものを変えなくても、春らしさを演出できるのが小物類。小さなアイテムですが、気分もガラッと変わります。思い切った色を取り入れたり、天気や行先、集まるメンバーによってスタイリングをチェンジする、というのも乙な楽しみです。


グローブ


HAND OUT GLOVES
HAND OUT GLOVES

春のゲレンデはグローブが濡れやすいので、ハイシーズン用との使い分けをお勧めします。濡れることを想定し、薄手のグローブを2~3組用意したり、作業用ゴム手袋を使ったり、乾きやすいネオプレーン素材を選んだりと、みなさん工夫しています。僕の最近のお気に入りは、手の出し入れがしやすく甲の部分が開閉するHAND OUT GLOVESです。


ソックス


BURTON LIGHTWEIGHT SOX
BURTON LIGHTWEIGHT SOX¥3.000~+TAX

厚手・薄手・加圧など、ソックスの好みは人それぞれではありますが、基本的に春は薄手の機能性ソックスが快適に過ごせると思います。耐久性、蒸れにくさ、足裏感覚に優れたBURTON LIGHTWEIGHT SOXは、色々履き比べた中で、僕はこのソックス一択です。


顔回りアイテム


春スノーボードグッズ
春らしいカラーリングに注目

ビーニーやフェイスマスクといったアクセサリも、防寒から紫外線対策へと目的が移行します。通気性が良く体温調節がしやすいアイテムが実用的です。キャップは風を受けて吹っ飛ぶのでご注意を。また、春はヘアバンドやサングラスで個性をアピールすスノーボーダーも増え、目にも楽しいですが、シーズンを問わずライディング中はゴーグル必須です。リスクをよく理解した上でチョイスしてください。


ANON MF1最強説!?


ANON MF1シリーズ
ANON MF1シリーズ

ANONのMF1シリーズは、マグネットの力でゴーグル/インナー/バラクラバを瞬時に付け外すことができる優れもの。21-21シーズンのPULLOVERフリースはまさに春のための一着。19-20シーズンに先行販売された ak Power Grid Pull Overをアップデートしたもので、日焼けを完全防止する心強いアイテムです。もちろん、オールシーズン使えます。

みんなの春ウェアスタイリング

TAKAHEI
緒畑くん
 
涼太くん
達郎くん
 
TAKAHEI
 
さとしくん
谷くん
モロ

UV対策は万全に

 
ゲレンデUV対策

日に日に陽が長くなり、陽差しも強まる春ゲレンデは、短時間でもネックウォーマーやゴーグル跡が付いてしまう程日焼けしやすい季節です。4月から始まる新生活、スーツや制服を着る方や証明写真を撮る機会がある方は、日焼け跡に気を付けてください。

日焼け止めBRISA/DEEPAXX
BRISA MARINA EX UVスプレー/DEEPAXX SUNCUT CREAM

日焼け対策で最も有効なのは、肌を出さないこと。鼻まで覆うバラクラバとゴーグルの組み合わせです。リフトでグローブを外している人は、手の甲にもこまめに日焼け止めを塗りましょう。僕は、保湿性のあるクリームタイプと手軽なスプレータイプの日焼け止めを使っていますが、塗り直しを怠るとすぐに日焼け跡が目立ってしまいます。

帰宅後、道具の放置は厳禁!

緒畑くんの春ウェア

ぽかぽか陽気の中、雪の上に座って休憩するのも気持ちが良い春。ですが、最もウェアが汚れやすい季節でもあります。残雪には、ひと冬分の塵や黄砂、木くず、ワックスがたっぷり含まれているからです。また、春のリフトはオイル交じりの水滴がしたたり落ち(淡色のウェアは要注意)、シャバシャバ雪を滑り終えると、ブーツ内に水分が染みていたり、汗で蒸れたり…。更に、駐車場が舗装されていない場合は泥だらけの水たまりを歩く、という場面も。帰宅後は、これらの汚れを放置してはいけません。

ほとんどのウェアは洗濯機で洗えます(洗濯表示に従ってください)。例えばGORE TEX®ウェアは着用する度に洗濯+乾燥機orアイロンがけで機能を長持ちさせられるそうです。

ブーツは、アウターの汚れを落とし、インナーやインソールは毎度抜き出して十分に乾かしましょう。

DEELUXE THERMO DRY
DEELUXE THERMO DRY:繰り返し使えるブーツ専用の強力乾燥剤
BOOTS DRY SOCKS
BOOTS DRY SOCKS:インナーブーツへの浸水を防止する撥水カバー
BURTON FRAGRANCE LIQUID
BURTON FRAGRANCE LIQUID:気になる臭いを消していい香りへ

低予算でウェアを選ぶ際のヒント

機能性やブランドを重視すると、スノーボードの道具はどんどん高額になってしまいます。ただ、スノーボードをする上で、全ての道具がハイエンドである必要は全くありません。

例えばウェア。その一着がGORE-TEX®やRECCO搭載でなくてはいけないかは、使用頻度や目的次第。自分にとって必須機能であるかを考えてみることも大切です。

僕が10代だった頃を思い返すと、大手スポーツ用品店で手に入れたVANSのジャケットとパンツでした。バイト代で手に入る価格で、機能や着心地も二の次でしたが、そんなことよりもゲレンデ内で仲間と滑ることが楽しかったのです。

品質的に不安の無いセットアップを望めば、ウェア上下で5万円以上の予算が必要になります。

少ない予算でウェアを揃える時は、ジャケットよりもボトムのクオリティーを重視しましょう。また、春仕様のジャケットでも、インナー次第でオールシーズン使えますし、アウターウェアなら中古品を活用するのも一つの方法です。

ファーストレイヤーやソックスといった肌に近いアイテムは人の目に触れないので経費削減されがちですが、実はインナーが大きな役割を果たしてくれることも事実。特に春は、インナーの機能を押さえておけば、Tシャツやカットソーでも十分過ごせます。肌に直接触れるアイテムこそ、機能に注目してみてください。

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