ブランドの核となるSWIFTが3モデルへ大発展!
35周年を迎えるNEVER SUMMER、26-27シーズンの目玉はフラッグシップモデルSWIFTのリニューアル!
SWIFTが持つテーマと最新のテックを掛け合わせ、様々な方向性へと趣向を凝らした3モデル「PROTO SWIFTシリーズ」に生まれ変わります。
この記事では、シリーズの全体像と、各モデルの概要をまとめます。
NEVER SUMMERの原点“SWIFT”を振り返る

SWIFTは、NEVER SUMMERの前身、SWIFT SNOWBOARDSから受け継がれてきた特別なモデルです。
創業者のカナリー兄弟がSWIFT SNOWBOARDを立ち上げたのは1986年、なんと高校時代だったとか。 ところが、経営という大きな壁に突き当り、一度歩みを止めざるを得ませんでした。
その後、大学で経営を学んだ彼らは、1991年にスノーボードブランドの創業に再び挑みます。それが現在に続くNEVER SUMMERです。
NEVER SUMMERが発表した最初のモデル名は、SWIFT。
この経緯からも、彼らがSWIFTというワードをとても大切にしてきたことが伺えます。
一時はラインナップから無くなった時期もあったようですが、MOJANEが注目し始めた頃には再定番化されていました。
僕たちMOJANEテストチームが初めてNEVER SUMMERを試乗したのは22-23シーズンです。過去に乗ってきたどのブランドとも違う安定感とエッジバイトは、非常にインパクトがありました。
なかでも、SWIFTのターン性能と心地よさは格別で、その心地よさが強く印象に残っています。
26-27シーズンの新SWIFTは、カーボンを用いたニューテックとトリプルキャンバーを組み合わせた2モデル、オリジナル・ロッカーキャンバーのロングモデル、全3モデルが同時リリースとなります。
数年かけて発表していくという選択肢もあったと思いますが、これらを一度に発表した背景を考えると、すでに次の開発が進んでいるのかもしれません。
SWIFTシリーズ共通のニューテック

新たなSWIFTのために再設計されたのは、トップシートマテリアルのカーボンマッピング“T3 DIRECTIONAL CARBON MAPPING”とベースマテリアルのカーボン・マトリクス“PRECISION STITCHED CARBON MATRIX”です。
これらは25−26シーズンにECLIPSEでお披露目されたテックのSWIFT版で、ボードボードのセンターには、SWIFTのロゴをデザインしたカーボンマッピングが堂々と配置されています。
このロゴデザイン自体が乗り味に影響しているのかは不明ですが、思い切ったこの感じが良い!と思いませんか?ロゴを大切にするスノーボードブランドの“らしさ”が伝わってきます。
PROTO SWIFT DT:リカーブ・トリプルキャンバー
コロラド環境仕様の上級者向け?


2025年末に「SWIFTのツインチップが出るかも⁉」との情報があり期待していましたが、正確には、ツインの様な姿をしたディレクショナルボードでした。
形状はリカーブトリプルキャンバー(キャンバーベースのトリプルキャンバー)で、トリプルキャンバーのうねりはややキツめ。ボードには適度な重さと厚みがあり、バーンをガシっと捉えます。
アウトラインはECLIPSEにも似たミッドワイドウェストのボードですが、タイトなサイドカーブと、5mmのテイパーにより回転性がよく、深いパウダーでもよく動き回ります。
リカーブなので圧雪やアイスバーンにも強く、カービングターンや長距離スイッチに適し、パークライディングもOK。汎用性で言うとSWIFTシリーズでピカイチ、と言えるかもしれません。
表記上のフレックスは「5」となっていますが、柔らかさはあまり感じず(むしろ硬いくらい)、ボコボコのバーンも安心して飛ばしていけました。
ただ、試乗を行ったハイシーズンの小〜中規模ゲレンデでは、どうも乗り味が淡白で掴みどころがなく、「どこで、どんな風に乗りたい!」というイメージが浮かんできませんでした。
きっと、オリジナル版SWIFTの先入観を強く持っていたこともあると思います。
僕が期待していた「いわゆるSWIFTのTWIN」というよりは、スケールの大きなオールマウンテンの方向性で、コロラドのような雪質のデカい山を、高速域でかっ飛ばすような上級者向きのボードであると推測しています。
北海道なら道東エリアや3月の国際など、アイスバーンに底アタリするパウダー環境などが適しているのかもしれません。
PROTO SWIFT DTに関しては、他のレビュアーたちの声にヒントがあるかもしれないので、後日レポートしたいと思います。
PROTO SWIFT:ハイブリッド・トリプルキャンバー
北海道全域、フルシーズン対応の激ヤバボード!


パウダーからアイスバーンまでを一挙に引き受ける、26-27のMOJANE激PUSHモデルです。
オリジナルSWIFT直系の進化版とも言えるモデルで、トリプルキャンバーとニューテックが盛り込まれています。
いかにもパウダーボードなこのルックス、浮力に関しては説明は不要でしょう。
PROTO SWIFTの真骨頂はターンのバリエーションと質にあります。
えぐる様なターンから、スルスルと脱力しながらのターンまで、トリプルキャンバーとNEW TECHのおかげで、軽いタッチでも豊かな乗り心地です。板を動かして様々なターンを繰り出したい人にピッタリ!
これまでのMOJANEのボードラインナップで表現するなら、FJELL Mt HOKKAIDOのスピード感と探索力、SEASON AEROの様なキレとレスポンス、X FVの様な浮力とポップが融合したかのような。MOJANE殿堂モデルの良いところが完全に一つに溶け込んでいるような1本です。
パウダーボードのルックスでありながら、圧雪、アイスバーンまで。シーズン頭から、春の旭岳まで。どの瞬間を切り取っても最高のパフォーマンスを約束します。
PROTO SWIFTについては、後日詳しい解説&試乗レビューをUPします。どうぞお楽しみに!
PROTO SWIFT ST:オリジナル・ロッカーキャンバー(ダブルキャンバー)
贅沢なクルージングを遊ぶ178㎝

SWIFTシリーズの問題作⁉NEVER SUMMER待望のロングボード、178cmのビッグガンです。
試乗用のボードや詳細情報が無く、見た目とスペックから推測するしかありませんが、控え目に言って絶対面白い!好奇心旺盛な人におすすめしたいモデルです。
日本語キャプションには「SWIFTの思想設計を最もストレートに形にしたスワローテールモデル」との記載があります。
SWIFTの思想設計=気持ちのいいターンフィール。NEW TECHのカーボンも搭載されているので、大きさの割には軽快で、軽い乗り味が期待できます。
パッと見からも、ビッグマウンテン、キャットツアーやヘリボーディング、ノートラックのディープパウダーを攻める類のボードであることは一目瞭然ですが、MOJANE的にはもう少し身近な楽しさを想像しています。
一般的にビッグサイズのボードはキャンバーで作られることが多い印象を受けます。これはスピードと扱いやすさを重視しての設計かと思います。
一方、SWIFT STはダブルキャンバー!ロッカー形状により深雪でも回転性を持たせ、緩斜面パウダーまでを遊びつくそうとする姿勢が伺えます。
雪が降りすぎて真っ直ぐにしか滑れないような日でも、クルージングに遊びの要素をトッピングできるのでは?緩斜面パウダーでの取り回しの良さは抜群だと想像します。
例えば50cm降った日の札幌国際スキー場。朝一はダウンヒルコースでスピードとダイナミックなターンを。その後は競争の少ないウッディ~ファミリーコースでのんびりと浮力で遊ぶ。そんなイメージです。
もちろん競争モードONになっても、誰にも負けない浮力が武器になります。
また、ボードが長いとスピードが出ますが、SWIFT STのスピードコントロールの舵を取るのは乗り手であると踏んでいます。
中央のロッカーセクションにより、加速減速の操作がしやすく、サイドカーブの後半がストレート設計なので、テールを沈めても減速しにくいのではないかと期待しています。(FJELL Mt Hokkaidoも同様のサイドカーブにより速さを生んでいる)
だとしたら、ターンを繰り返してもスピードが維持できる⁉︎ 実物が届いたらぜひこの点を検証したいと思っています。
178cmのボードでさえジャンクコンディションを想定しているNEVER SUMMER、カタログを眺めているだけでワクワクする光景が浮かんできます。
雪が降りすぎたらつまらない、と思っている人や、面白そうなギアに目がない好奇心旺盛な人、どパウダーの凸凹バーンをのんびり気持ち良く滑りたい人には、楽しんでもらえる1本になるはずです!
もろのつぶやき

ここ数年のNEVER SUMMERを振り返ると、NOKHUやECLIPSEといったド派手なニューモデルの登場により、SWIFTを語るタイミングをすっかり失っていたなと思います。
来期、ようやくSWIFTを紹介する時が来たと張り切っていたら、いきなりの3本展開!
いずれもコンセプチュアルで個性あるモデルが並びました。
その中でも特に、来期MOJANEの激PUSHモデルはPROTO SWIFTです。
今回の記事を踏まえて、PROTO SWIFTの紹介記事をしばしお待ちください。
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