スノーボードの滑走性を上げるワックスの力
0.1秒を争うスノーボードコンペティションは、「ワックスの勝負」とも言われています。ワクシングは、それほどスピードと操作性に影響を与えるものです。
選手を支えるチームのワックスマンは、雪質・雪の温度・気温・天候など、あらゆる条件を考慮して、ライディング毎に厳密なワクシングを行います。
持久力ならホットワクシング
ホットワクシングとは、熱で溶かしたワックスをスノーボードの滑走面(ソール)に浸透させながらアイロンで塗布するというもの。直塗りやペースト、スプレー、サーモバッグ、赤外線といった様々なワクシング方法がある中で、最も一般的な方法の一つです。
MOJANEで行うホットワックシング
MOJANEでも”ここぞ!”というご予定がある方には、できる限り当日に予想される気温や雪質に応じたワクシングを行いたいと考えています。もちろん、お好みのワックスを持ち込んで頂いても結構です。
また、毎シーズン様々な新製品が登場する中で、ユーザーと意見を交換しながら、ワックスの組み合わせを検証するのも恒例行事。MOJANEユーザーが編み出してきたコンビネーションレシピも存在します。
ホットワックシングの作業工程
事前にしっかりとソールクリーニングされている状態からスタートします。ホットワクシングで大切なのは温度です。室内やワックスの温度、ソールに伝わる熱が仕上がりに影響する為、デジタル式アイロンを愛用。温かいアイロン面にワックスを当て、表面を軽く溶かしてからソールに擦り付ける”クレヨニング”と呼ばれる塗布方法は、均一にワックスを広げる為に効果的な塗り方です。
MOJANEお勧めのワックスメーカーDOMINATOR(ドミネーター)社のワックスは、解溶温度が低いので、ワックスをブレンドする際もクレヨニングで塗布すると目分量でも比率を計りやすいです。その後、アイロンでソール全体にワックスを伸ばしていきます。溶けたワックスがソールにじんわりと染み込んでいく様子は、乾いた土に水がスーっと染み込んでいくようです。ライディングをイメージーしながら、丁寧にアイロンを滑らせます。
仕上げは磨き、磨き、磨く!
アイロンの後はワックスが完全に冷めるまで待ちます。この時、ワックスの成分をしっかりと浸透させ、余分なワックスを剥がしやすくするためにも一晩置きたいところです。
スクレーパーで余分なワックスを削り落としたら、2種類のブラシで磨き上げます。その仕上がりは店頭で、そして雪山で体感してください!お急ぎの方には当日お渡し出来るスピードワックスをご用意しています。
HOT WAXING ¥6.000+TAX
※ソールクリーニング込みの料金です。
※MOJANEでご購入頂いたニューモデルボードは、ホットワクシングを無料で行います。