全雪温対応、誰でも簡単にできるDOMINATORのワクシング革命
MOJANEでも使用しているお勧めのワックスメーカーDOMINATOR(ドミネーター)から、日本のどんな雪質にも対応するペーストワックス2種をご紹介します。
ペーストタイプのワックスは、アイロンやスタンドといった大掛かりな道具を揃えず、お部屋のワックス汚れの心配もいらない優れもの。細かいことは一切抜きに、誰もが簡単にワクシング出来ます。その効果は、1日のライディングを十分に満喫できる持久力があり、簡易ワックスのイメージが大きく変わるはずです。
今回は、ベースケア用のBOOSTER BR PASTEと滑走用のHYPER ZOOM PASTEの使用手順をお伝えします。
DOMINATORペーストワックスと
ワクシングに必要な3つの道具
今回は、自宅でできるセルフワクシングの為に便利なアイテムという事で、ベースケアとクリーニングの為のDOMINATOR BOOSTER”BR”PASTE(左)と、中フッ素配合の滑走用のDOMINATOR HIPER ZOOM PASTE(右)に注目しました。
持続性と滑走性が高めるに、ベースケアと滑走用、2種類のワックスを使用します。また、DOMINATORの滑走用ペーストは、この他にBOOSTER”FP”PASTEがあります。いずれも、15-20回分くらいの内容量です。
ペーストワックス以外に必要な道具は、滑走面に付着した汚れや余分なワックスを削ぎ落とすためのスクレーパー(1)、クリーニング用・仕上げ用のブラシ(2)、磨き用のクロス(3)。以上の3つです。
どれも、スノーボードのチューンナップには基本的な道具ですので、ぜひ揃えてみてください(お好みのメーカーのもので結構です)。DOMINATORからリリースされているワクシング道具はMOJANEの必需品です。特にブラシは(高価ではありますが…)圧倒的に使用感が良く、作業時間の短縮にも繋がります。
DOMINATOR BOOSTER BR PASTEの使い方
黄色いパッケージのBOOSTER BR PASTEは、ベースケアとクリーニング専用のペーストワックスです。BR PASTEは、1回目はクリーニング、2回目はベース作りを行う意味で、2回続けて使用することをお勧めします。
この工程が、次に使用する滑走用ペーストワックスの滑走面への結合性を高め、滑走効果と持続性をアップさせます。
BOOSTER BR PASTEを使ったクリーニング
クリーニングの後、更にもう一度2-5の工程を繰り返すことで、ベースづくりの完了です。クリーニングの際は、汚れを浮かすためにペーストをやや多め、ベースケアではごく薄く塗ることで、無駄なく効果的に使用できます。
また、暖かい場所で行うと、ペーストが滑らかによく伸びて塗りやすいです。ブラシは、お手持ちのナイロンブラシ又はクリーニング用ブラシをお使いください。(MOJANEではDOMINATORのスティール&ホースブラシのコンビネーションを使用)
BOOSTERB BRペーストでのクリーニングは、ソールが汚れて来たなと感じたら行う程度で十分だと思いますが、降雪から3-4日が経ち、たくさんの人が滑ったゲレンデであれば、その都度行った方が良いでしょう。もちろん毎回行えばソールもピカピカになり、滑走性の向上も期待できます。
DOMINATOR HYPER ZOOM PASTEの使い方
続いて、紫のパッケージHYPER ZOOM PASTEで、滑走の為のワクシングを行います。
基本的にはBOOSTER BR PASTEでベース作りを終えたスノーボードに使用することが望ましいですが、クリーニング用ブラシで十分にブラッシングして滑走面の汚れを落とした状態から使用することも可能です。また、潮風などの影響を受ける日本特有の雪質に対応するBOOSTER FP PASTEも同様の使い方です。
BRペースト同様、室温が低いと伸びが悪いので少し暖かい場所で行うと良いです。
以上の通り、こんなに簡単にワクシングが完了します。クリーニングから、ベース作り、滑走用までの全行程を一度に行うと1時間程度ですが、シーズン中は平日にベース作りをしておいて、スノーボーディング前夜に滑走用ペーストワックスを塗布し、ライディング直前にブラッシングする、という流れがスムーズかも知れません。
DOMINATORからこれらのペーストワックスが登場したことで、ワクシングが驚く程手軽なものになりました。本格的なホットワックスと比較すると、やはり全体的に効果は劣りますが、1日のライディングの為の自宅チューンナップはもちろん、連日滑るスノーボードトリップには必ず携帯したいアイテムです。
ホットワックスと併用して、最高のシーズンを楽しみましょう!