夏に行うべき”保護と仕込み”のチューンナップ
春まで滑れる道内各地のスキー場も、ゴールデンウィークを節目に営業を終了します。
シーズン中は、ワックスの相性やソールの傷といった滑走面(ソール)の状態に敏感な方の多いですが、シーズンを終えたとたんにボードのお手入を忘れてしまいがち。
最後のスノーボードを楽しんだまま、ボードをガレージに放置していませんか?MOJANEでは、シーズンを終えた方から順次、最後のチューンナップをお勧めしています。
オフシーズンにチューンナップを施す理由
多くのスノーボードの滑走面に使用されているポリエチレンは、紫外線・酸素・高温・湿気など、日常の様々な条件に反応して”酸化”する素材です。
スノーボードの滑走面を見ると、全体が白みがかっている事があります。それが、ソールの酸化です。
滑走面が酸化は、劣化を促します。また、色むらや黒ずみ、小石が埋まっていることも。夏の間にスノーボードのお手入れを行うことで、保管中の傷や錆、酸化、カビから保護し、ピカピカのソールでシーズンを迎えることが出来ます。
劣化してしまったボードを復元するには、ソールサンディングやエッジの錆取りなど、工賃も増してしまいます。大切なボードを長く使用するためにも、オフシーズンはボードの保護を行ってください。
保管の為のチューンナップの工程
夏のチューンナップの最大の目的は、長期間保管するスノーボードの現状維持と保護です。
1.ソールクリーニング
まずは滑走面に溜まった汚れをクリーニング。酸化した表面は滑走面全体を薄く削り、塗り重なったワックスや松脂等はスクレーパーとブラシで除去します。頑固な汚れはホットワクシングやペーストワックスを使用して、徹底的に落とします。(濃い色のワックスを使用していた場合、色が沈着したまま残ることがあります。)
ブラシで磨き上げると、滑走面のデザインや色がクッキリ。本来の姿を取り戻します。
2.ホットワクシング
次はベースワックスでソールをコーティングします。この作業により、滑走面を酸化や傷から保護し、翌シーズンに行うワクシングのベースを作り上げます。
スッキリ綺麗になった滑走面に、ホットワクシングでベースワックスを浸透させます。
夏のチューンナップでは、滑走面の保護の為にワックスを厚めに塗布することもポイントです。ワックスが冷めたら、スノーボードケースに仕舞い、シーズンインまでの数か月間ゆっくりと眠らせましょう。
3.保管と滑走前の作業
保管の際は直射日光と高温多湿を避けましょう。また、長期保管の際はボードの形状を保つため、ビンディングを外すことをお勧めします。ガレージやクローゼット内で保管される方が多いと思いますが、くれぐれもボードの上に荷物を置いたりしないようにご注意ください。
初滑りの予定が立ったら、いよいよソールのワックスを剥がし、季節に応じたワクシングを行います。ベースを作り込む場合も、良い状態から始められます。
MOJANEのホットワクシング
11月になれば、大雪山系黒岳を皮切りに次のシーズンが始まります。最高のスタートを迎える為にも、山に雪が無い夏こそ仕込みの季節です。
MOJANEでは、滑走面の傷やエッジの錆など、細かくチェックしながら、ボードの状態に応じたメンテナンスを行います。リペアやサンディング、丸まったエッジ等もお気軽にご相談ください。
HOT WAXING|6.000円+TAX
※ソールクリーニングを含みます。
※MOJANEでご購入頂いたニューモデルボードは、チューンナップを無料で行います。
※夏季期間、店頭でボードを保管する事はできませんので御了承下さい。