BURTONボードのチューン、お任せください
毎年数多くの新作ボードがリリースされますが、新しいのはトップシートのデザインだけではありません。
シーズン毎の小さなマイナーチェンジでも乗り味は変化し、それが積み重なっていくと、同じモデルでも個性が強く現れます。そして時折、素材や構造が見直され、大掛かりなリニューアルが行われることもあります。前年までのイメージから舵を切り、本来の「らしさ」を取り戻した21-22シーズンのBURTON CUSTOMが記憶に新しい事例です。
ただ、あらゆる形状のボードが出尽くしてきた昨今、乗り心地の優劣は「新しさ」だけでは評価し切れなくなっています。
良いボードの定義は人それぞれですが、MOJANEでは、スノーボードの乗り味が心地良くフィットしているかどうかを大切にしています。
それは、道具の力だけでなく、使用環境や経験、思い入れ、チューンナップなど、様々な要素の関わり合いによって生まれます。
MOJANEがチューンナップでお手伝いしているのは、ボードの保護と性能の維持、または、ボードの性能を際立たせ、乗り味を調整すること。
特にBURTONのボードは、オンラインで購入した後、お手入れナシで乗っている方も多いと思いますが、チューンナップの効果は北海道の様な素晴らしい雪質でこそ明確に感じられるものだと思います。
年代物のボードも承ります
ここ数年のスノーボードシーンでは、クラシカルなスタイルが流行中という事もあり、90年代後期からのボードに触れる機会が増え、さまざまな年代のバートンボードを振り返るきっかけになりました。
※バートンの年代別の特徴は前回の記事で詳しくご紹介しています。
また、10年ぶりに再開したというリスタート層や、「モノは良いから」と譲り受けた若者も、懐かしいバートンボードを持って相談に来てくれます。
ほとんどの場合、エッジが錆び付いていても、ソールがひどく汚れていても、十分乗れるレベルまで蘇らせることができています。
BURTONボードの為のチューンナッププラン
MOJANEのチューンナップメニューに「BURTON専用」というカテゴリは設けていませんが、通常のチューンナップと同一のメニュー/料金の中で、モデルやボードの状態に合わせてご提案・施工しています。
ニューボードや久々に乗るボードならフルチューンナップ。シーズン中は滑走の為のワクシング。エッジチューンは乗り味を変えたり、ハードなバーンを攻める方、ご自身でワクシングされる方にも多くご利用いただいています。
フルチューンナップ 15400円(税込)
お持ちいただいたボードに必要なメンテナンスを一挙に行うのがフルチューンです。
シーズンインに向けて愛用のボードを整えたり、、長年放置状態にあったボードを乗れる状態にしたり、オンラインや量販店でご購入されたニューボードのプレチューンとしてもご利用ください。
シュリンクを開封したらすぐに滑れるBURTONボードですが、ソールクリーニングとサンディングを施すことにより、その後のワクシングの効果もぐっと高まります。
サンディングは、2010シーズン以降のBURTON特有の歪みや凹凸をフラットにする目的ではなく、ライドフィールとワクシングをスムーズにする為の作業です。
エッジチューニングも込みで、お得なプランです。角度にお悩みの場合もご相談ください。
施工内容:ソールクリーニング、サンディング、エッジチューニング、ホットワクシング
ワクシング 6600円(税込)
ソールの凹凸や歪み部分にもムラなくワックスが浸透するように、また、削り残しなく綺麗に仕上げることを意識しています。
使用するワックスは、BURTON名義でも販売しているドミネーターです。BURTONボードとの相性は抜群だと思います。季節や目的地に応じて仕上げます。
施工内容:ソールクリーニング、ベースワクシング、トップワクシング
エッジチューニング 5500円(税込)
オンライン販売が好調な近年のBURTONボードのエッジは、広範囲でダリング(エッジの角を落とす加工)されています。また、その状態には個体差やムラがあります。
エッジに起きているムラを無くし、ダイヤモンドベルトで磨き上げると、ターンが驚くほど滑らかになります。
有効エッジの角を立て直して、しっかりと使える状態に戻す事も、ダリングを強めてルーズな乗り味を作る事も可能です。ライディングレベルや目的に応じたエッジチューンのプランもご用意しています。
エッジチューンでは、ワックスを剥がした状態でお持ちいただくようお願いいたします。ワックス剥がし作業は+1100円頂戴します。
ソールリペア 3cm 550円〜(税込)
お気に入りのボードに長く乗り続けるには、ボードの芯材に水分を含ませないことが大切です。ソールに付いた深い傷から水分がコアに染みてしまうと、木材が腐食しボードが折れる原因となります。
気になる傷があればソールリペアで早めに修復を。滑走性も維持できます。
チューンナップのご利用案内
受付は店頭受付のみとなります。ボードの状態を確認し、ご要望を伺った上でお預かりします。ビンディングは外して、ボードのみをお持ちください。
受付とお預かり期間の目安
【フルチューンナップ】3-9月末:11月以降順次お引渡し
【ホットワクシング】通年受付:7-10日
【エッジチューニング】通年受付:7-10日
【ソールリペア】通年受付:7-10日
冬季(10-2月)は受付を制限する場合があります。
施工日数は季節によってまちまちです。最も混雑する11~1月末頃は2~3週間かかることもあります。
できるだけ日数に余裕を持ってご依頼くださるようお願いいたします。
また、繁忙期は電話対応が出来ないことが多くありますので、メールでのお問い合わせにご協力ください。
店頭受付・宅配便でのお受け取りをご希望の方には、送料をご負担いただく形で承ります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
MOJANEでお受けできない作業
MOJANEで行っているのは、主に滑走面とエッジのチューニングです。以下の作業は技術不足の為、お受けしておりません。
・エッジの修理・交換
・トップシートの修理
・ストラクチャー加工
・ソールの張替え
専門性の高いこれらの修理・加工は、チューンナップ専門業者さんにお問い合わせください。状況によっては、出来る限り業者さんにお繋ぎします。
ストラクチャーについて
ストラクチャー加工にはメリットとデメリットがあります。
メリットは、水分の多い春雪で走りやすくなること。デメリットは、気温の低い北海道のハイシーズンでは走りにくいこと。春専用ボードにする場合を除き、北海道でストラクチャーが必要な場面はとても少ないです。
更に、凹凸があるBURTONボードの場合、均一にストラクチャーが入らず、ムラが生じてしまうのでお勧めしません。
BURTONチューンナップメモ③のまとめ
この記事では、皆さんがお持ちのバートンボードを安全に、より長く、心地よく楽しんでいただくために、MOJANEが行っているチューンナップについてご紹介しました。
ボードの新旧を問わず、滑走面の状態、ベンド、ボードの特徴と組み込まれているプログラム、そしてユーザーのレベルや目的に合わせて最適化すれば、スノーボードがもっと楽しくなるはずです。
バートンボードの根底には、山頂から麓までをフルに楽しむTOP TO BOTTOMの理念があります。どの年代のボードにも味わいがあり、遊びやすく、乗りやすく、攻めれる。これほどオープンでフレンドリーなスノーボードブランドは他にありません。
長い歴史があるバートン、チューンナップもまだまだ研究を続け、アップデートしていきたいと思います。
2024年customキャンバーを購入しましたが大事に乗ろうと思っていますのでショップに出そうと思っていますが新潟湯沢をホームでしているのですがどの様チューンナップがいいですか?基本フリーライディングかパイプやります。ストラクチャーの記事見て悩んでいます。
梅本泰久 さん
新しいボードなので、まずは滑走面のベース作りが基本です。(セルフワクシングでも十分です。)
大事に乗りたいとのことですので、依頼する内容よりも日頃の扱い方が重要になるかと思います。(エッジを錆びさせない、長期間使用しないときはバインを外す、滑走面の汚れを放置せずこまめにクリーニング&ワクシングを行う、など)
ショップでのチューンは日頃のお手入れができなかった場合、あるいはエッジ角の調整や滑走面のサンディングなど自分ではできない加工が必要だと感じてからでも遅くはありません。
特に、ストラクチャー加工は元に戻すことが困難なので、乗る時期や目的を特定しているかどうかが判断基準になるかと思います。
ホームとするエリアの環境をよく知るのは、やはりローカルのお店だと思います。BURTONを扱っている地域のショップを介してチューンナップの相談や依頼をすると安心です。
こんにちは。お世話になってます。
ムーンバギーをチューンナップナップしてもらいたいと思ってます。今度持ち込んでいいですか?
火曜日と水曜日ならどちらがいいですか?
森本様
いつもありがとうございます。
メールアドレスに返信しておりますので、ご確認ください。
よろしくお願いいたします。
MYSTERY JUICE WAGON 153